こちらでは認知症について、またその症状・原因・ケアのしかたなどについて分かりやすくご説明いたします。 日頃の生活の中でワンちゃんの体の異変や行動の観察し少しでも早く気がつく事によって予防や対処してあげてください。
認知症とは
老犬も人間と同じく認知症になります。老化による神経細胞や自律神経の機能低下により、歩行中に後退できない、夜鳴き、飼い主さんを認識できなくなるケースも見られます。おおよそのケースは、老化で目や耳が衰える事で、夜泣きや時間帯に関係なく、徘徊する事が初期症状として現れます。後に足腰が不自由になっていく事で動けない事で夜泣きは増えていく傾向もよくあります。
また、犬種としては、日本犬の柴犬や柴犬とのミックス犬によく認知症が見られる傾向が高いです。足腰が不自由になる事で夜泣きは昼夜に限らず、吠える事もよくご相談としていただきます。
体の異変について
- 脳や神経の衰えによるものなので、体に異変は特に見られません
- 前庭障害を発症した場合は多くは認知症状も見られる事もあります
行動の異変や症状について
- 夜鳴きをするようになった
- 昼夜逆転、深夜徘徊
- 飼い主さんを認識できなくなった
- 自分の名前も認識しなくなった
- 狭い隙間に入り込むようになった
- 前庭障害を発症した事がある
予防とケアや処置について
上記の項目に当てはまる場合、下記の予防とケアや処置などが考えられます。
少しでも早く気がついてあげることで悪化を最小限に防ぎましょう。
- 日々の生活の中でコミュニケーションを図り、スキンシップの時間もしっかりとるようしましょう
- 痴呆症には効果的な治療方法は、現在まだありません
- DHAやEPAなど、魚類の摂取が痴呆には良いと言われています
- 精神安定剤や睡眠導入剤は一時的な効果はあっても解決ができないため使用が難しいです
シニア期に入ると、様々な病気に掛かる可能性が高くなります。まず犬は目、耳、鼻の順番に衰えていく傾向があり、付随して関連する病気になる事も。多くの老犬が掛かりやすい病気など、老犬によくみられる病気とその症状、原因・ケアなどについて分かりやすくご説明いたします。