老犬になると、ごはんを食べなくなったり、老化により消化吸収力も低下する事で痩せたりするケースも少なくありません。老犬になると、今まで以上に食生活にも注意をしてあげる事は、とても重要な事です。様々なドックフードや手作りごはん等、たくさんありますが、どれを選んでいいのかわからない栄養的な事も含め、改めて栄養素の基本を知る事も必要になります。
手作りごはんのメリット・デメリット
手作りごはんは、正しい栄養素と知識を持っていれば、どんな食材を使って何を食べさせているかは、はっきりと見えます。ただし、正しい知識と手間と時間が掛かってしまうのがデメリットになってしまいます。手作り食が良さそうだからと安易に始めると、喜んで食べたとしても結果、偏った食事になり肝臓障害や肥満になったりする場合があります。
レトルト食とチルド食について
近年、レトルト食やチルド食のドッグフードも増えています。香りもよく食事もまるで人間用のレトルト風なのですが、メインの食事にするにはカロリーが低すぎるので、主食にするのはシニア世代は特に注意してください。特に水分を含んでいるタイプは、カロリーが極端に低いので、その分、かなりの量を食べないとドライフード並の栄養価を取る事が出来ません。その点、ドライフードというのは栄養価がギュッと詰まっているので、少食な犬には特に向いています。
食べさせる工夫
老犬になると、嗅覚も低下しがちですので、ごはんを食べなかったりします。フードを温めたり、ぬるま湯で匂いを強くしたり、味付けしていない鳥ササミなどの煮汁をフードに掛けてあげたりするといいでしょう。
7歳になったからと、急にシニア向けドッグフードを与えるのは注意!人間のイメージでヘルシーな物を選ぶ傾向もありますが、現在の愛犬の健康状態や体重などから、適切なごはんを選ぶ事がシニア世代の犬には必要になってきます。