老犬になると、ごはんを食べなくなったり、老化により消化吸収力も低下する事で痩せたりするケースも少なくありません。老犬になると、今まで以上に食生活にも注意をしてあげる事は、とても重要な事です。様々なドックフードや手作りごはん等、たくさんありますが、どれを選んでいいのかわからない栄養的な事も含め、改めて栄養素の基本をしる事も必要になります。
消化吸収能力低下による痩せすぎ
老犬になると、活動量が減って代謝能力も低下し、1日に必要なエネルギー量は少なくなります。食欲がある場合は、老犬になっても同じ量を食べる事で肥満になる事もありますが、食欲が低下したり、消化能力が落ちてくると、栄養不足による、痩せすぎという事に繋がります。
肥満の場合は、糖尿病や心臓病、高脂血症などの循環器系の病気を引き起こし、痩せすぎの場合には栄養不足により、食欲低下、免疫力低下し、寝たきりや様々な病気にに繋がってしまいます。痩せすぎの場合、十分に栄養も摂取できないので、体重の増加させる事が非常に難しく、少量で高栄養価のフードを与える事が必要になります。
人と犬では消化吸収の構造が異なる
老犬になると、脱水の自己判断が鈍くなるケースもあり、脱水症状に陥ったり腎臓、肝臓に負担が掛かる事もあります。水は血液や体内の成分で体の60~70%を締めているので、いつでも新鮮な水が飲めるようにしてあげてください。また、ミネラルウォーターには、硬水と軟水があり、硬水にはカルシウムやマグネシウムが含んでいるため、ドックフードなどに含まれている場合は、過剰摂取にも繋がり、尿石症などを引き起こす可能性もあります。普段から自宅の水道水が1番利にかなっています。
愛犬の肥満度をチェック
理想的な体重管理は、見て触ってあげる事である程度の状態を確認する事ができます。
1. 背中を撫でてあげると、骨がうっすらとわかる。
2. ウエストに適度なクビレがある。
3. 腹部に適度な脂肪がついているのが確認できる。
老犬になったら、定期的に体重管理を行なう事は重要なポイントになります。
7歳になったからと、急にシニア向けドッグフードを与えるのは注意!人間のイメージでヘルシーな物を選ぶ傾向もありますが、現在の愛犬の健康状態や体重などから、適切なごはんを選ぶ事がシニア世代の犬には必要になってきます。