こちらでは心筋症について、またその症状・原因・ケアのしかたなどについて分かりやすくご説明いたします。 日頃の生活の中でワンちゃんの体の異変や行動の観察し少しでも早く気がつく事によって予防や対処してあげてください。

心筋症とは

心筋症には拡張型心筋症、肥大型心筋症、拘束型心筋症と種類があります。老犬の場合の心筋症の多くは、拡張型心筋症が一般的で、先天性のケースやホルモンの病気など、様々な要因で起こるが、原因不明の場合も多くみられます。

体の異変について

  • 初期段階では無症状が多い(進行により、症状は様々)
  • 失神
  • 腹水がたまる
  • 咳や呼吸困難

行動の異変や症状について

  • 乾いた咳をするようになった。
  • 疲れやすくなった。
  • 元気がない。

予防とケアや処置について

上記の項目に当てはまる場合、下記の予防とケアや処置などが考えられます。
少しでも早く気がついてあげることで悪化を最小限に防ぎましょう。

  • 拡張型心筋症は、徐々に悪化するため完治が困難な病気です。
  • 治療としては、利尿剤や強心剤、血管拡張剤、抗不静脈剤などを症状に合わせて投与。
  • ケアの面では、塩分を控えた食事に切り替え、心臓に負担のかからないように、和らげる事が必要です。
  • 拡張型心筋症の予防方法はありませんので、動物病院で定期健診を受けましょう。

シニア期に入ると、様々な病気に掛かる可能性が高くなります。まず犬は目、耳、鼻の順番に衰えていく傾向があり、付随して関連する病気になる事も。多くの老犬が掛かりやすい病気など、老犬によくみられる病気とその症状、原因・ケアなどについて分かりやすくご説明いたします。