人と犬とでは体の構造が違うため、食事に関しては注意しないといけません。よく人間の食べ物をあげてはダメだ?とよく耳にされると思いますが、具体的には人間は炭水化物を中心に栄養構成で考えられていますが、犬の場合は、タンパク質を中心に、ビタミン、ミネラルと必要量は人間とは違ってきます。人間と必要な栄養素の違いと、根本的に消化の仕組みが違うので人と同じ食べ物を同じ感覚で与えるのは、栄養バランスがおかしくなったりする事があります。また消化吸収についての違いは大きく3つに分かれています。

老犬のドックフードを選ぶ

老犬になると、筋力低下し、消化吸収力にも影響してきます。運動量も減り、寝ている時間が長くなるので、基礎代謝も低下します。老犬に適したドックフードは、タンパク質と脂肪分を成犬よりも多少低く、エネルギー源の炭水化物が入っている物が、老犬にあっています。

ただし、老化により食べる量が減っている場合は、シニアフードは注意が必要です。低カロリーのシニアフード向けフードを長期間与える事でより体重減少という悪循環になる事もよくあるお話です。適切な体重のコントロールを含め、消化吸収に優れた少量でもある程度、栄養価がある物を使う事が大事です。

シニア用ドックフードってどうなの?

よくライフステージで選ぶ事は推奨される事ではありますが、それは成犬で元気なワンちゃんには当てはまりますが、シニア世代の犬に最も大事な事はパッケージにかかれている事だけで選ぶのはオススメしません。これまでアダルト向けのドッグフードを食べてた犬に急に低カロリーになるような物を選ぶと、まだまだ元気で健康な犬にとっては、逆効果になる可能性もあるからです。シニア世代のワンちゃんには食事管理こそが、老犬介護にとって最も重要といっても過言ではありません。

7歳になったからと、急にシニア向けドッグフードを与えるのは注意!人間のイメージでヘルシーな物を選ぶ傾向もありますが、現在の愛犬の健康状態や体重などから、適切なごはんを選ぶ事がシニア世代の犬には必要になってきます。