こんにちは、老犬介護ドットコム 代表の河村です。よく何をやっている人ですか?というご質問がありますので、簡単に自己紹介させて頂きます。

私とペット業界との関わり、元々ペットショップの店長です。

2007年、元々は子犬の販売をネットショップで飼い主さんにお届けするお仕事をしておりました。ガラスケースに入れない販売にこだわり、子犬は生後60日以降でのお渡し、健康診断も必ず行ってから飼い主さんにお渡しを行ってきました。様々なペット業界を知るために子犬販売だけでなく、ブリーディングやトリミングを学ぶため、住み込みで勉強を行い、ドッグショーなどにも参加をして、ペット業界を経験してきました。   

その後は、ペット飼育コンサルタントとして飼い主さんに飼育アドバイスや相談などにも取り組み、しつけのアドバイザーとしても様々な事に取り組んで来ました。

様々な角度から見てきたペット業界。

『ペットはかけがえのない家族です。』100年、1000年、10000年後もその関係は変わることはないと、私は思っております。 

ただし、日本のペット業界は歪んでしまっております。可愛いペット達の裏には、悪質な業者が見え隠れし、社会問題を繰り返し起こす業界でもあります。私自身もこれまでに様々な事に直面した経験があります。普通では考えられない事が平気で起こってしまう業界でもあるのです。様々な角度から見てきたからこそ、分かることもたくさんあります。殺処分の問題も同じだと思います。ペットも人も命ある生き物です。弱気立場のペットが守られる日本に変えていく!それが私の使命です。

ペットブームで身近になったペット飼育。

日本も10年以上も前にペットブームと呼ばれる時代があり、今や子供の人口を同じ程のペットが飼育されていると言われております。当時はダックス、チワワ、トイプードルなどの小型犬や大型犬は、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーが人気であり、その人気は今も健在です。

ペットブームからのしわ寄せと現実。  

これからのペット業界の課題、それは老犬の介護です。ペットの一生涯の飼育管理を考えると、出生期間と老犬期間の飼育管理する事は、専門性が非常に高いのです。出生後、子犬はブリーダーさんが生後60日までを目処に大事に育ててくれます。その後、飼い主さんにお渡しされるため、一般家庭で飼育するには問題もない状態で迎え、育てる事ができます。

しかし、問題は老犬期間になります。一般家庭で専門知識が必要となり、老犬介護と向き合う事が必要になるのです。老化現象、病気の事、食事管理、老犬介護の仕方を含めると、出生期間よりも高い知識と専門性が必要になってくるのです。まだ、日本では老犬介護に関する現実はあまり知らないのが現状です。ペットブームでたくさんのペット達が増えた反面、老犬介護の現実を知らない飼い主さんが多いのも事実なのです。

老犬介護ドットコムを立ち上げるきっかけ。

日ごろは子犬ばかりと接する事が多かった私ですが、ある日、子犬の撮影でブリーダーさんの所に伺った時でした。 ブリーダーさんは、当時、まだ少なかった老犬ホームの運営を始めたのです。そこで初めて介護が必要な横たわるやせ細った老犬達と出会ったのです。 老犬の介護という初めての光景に大きな衝撃を受けました。

この現実を世の中に広める事が必要だと、同時にこれまでに子犬をお渡しした飼い主さんにも伝えたいという思いで、老犬に関する情報サイトとして、老犬介護ドットコムを立ち上げるきっかけとなりました。

老犬介護ドットコムを立ち上げた当時は老犬の介護の仕方や病気などの情報の発信と介護相談や飼育相談にも積極的に取り組んできました。 ペットの高齢による介護や病気など、たくさんの飼い主さんに、これまでの私の経験を活かし、ペット飼育のアドバイザーとして、老犬介護の事、老犬ホームに関するご相談も多数こなしてきました。

老犬ホームこそ、健全な発展を目指す。

老犬介護についてのメディア取材
通信講座の監修・講師としても登壇

先程も少しお話いたしましたが、ペット業界はこれまでにたくさんの問題を引き起こしては、繰り返す業界でもあります。今度は、老犬ホームで同じ事が起こるのではないかと、私は考えおります。また、繰り返さないためにも、老犬ホームという肩書きだけではなく、どのような環境で、どのような介護内容、 どのような施設など、老犬ホームのスタンダードな部分を定め、信頼と経験豊富な老犬ホームと協力し、社会が求める形を作り出せるよう取り組んでおります。老犬ホームという施設は、必ず必要になると思います。それはただ飼育放棄するだけの施設ではなく、ペット達の余生を、守られるために必要なサービスとなればと、考えております。 

トータル的にペット業界を見てきた私にできる事。

ペット業界の知識と経験もなく、ただ単に老犬ホームをご案内している訳ではございません。愛犬に介護が必要になった時に対応できるよう飼い主さんに少しでも老犬介護という現実をお伝えしたいと思っております。老犬介護はペット業界の中でも非常に難しい要素も兼ね備えています。だからこそ、これまでのペット業界の知識と経験を活かし、飼い主さんが本当に安心できる老犬ホームを伝える事が、今の私ができる事だと考えております。 

そして、私自身も一、飼い主でもありました。大事な愛犬だからこそ、介護に対しても真剣に向き合う飼い主さんもたくさんです。大事な愛犬のためにも、まずは悩まれずにお気軽にご相談下さい。これまでペット業界で培った経験からアドバイスができると思います。愛犬にとって、飼い主さんにとって、少しでもお役に立てればと思います。

老犬介護ドットコム 代表 河村 充(みつる)